第39回ABCお笑いグランプリ王者“ファイヤーサンダー”。
ABCお笑いグランプリの歴代チャンピオンはそうそうたる顔ぶれで第33回、34回にはキングオブコントで優勝した“かまいたち”と“ジャルジャル”も並んでいる歴史のあるお笑いコンクールです。
回 | 年 | 歴代優勝 |
33 | 2012年 | かまいたち |
34 | 2013年 | ジャルジャル |
35 | 2014年 | 天竺鼠 |
36 | 2015年 | GAG少年楽団 |
37 | 2016年 | セルライトスパ |
38 | 2017年 | 霜降り明星 |
39 | 2018年 | ファイヤーサンダー |
40 | 2019年 | エンペラー |
41 | 2020年 | コウテイ |
もしかしたら、コンビ名のファイヤーサンダーと言ってもピンとこない方も多いかもしれませんが、
「クプクドゥブフ」
と言われると「あー!あのコンビね!」となる方もいるのではないでしょうか。
ファイヤーサンダーもクプクドゥブフも知らない方は、こちらの動画を見ることをおすすめします。ファイヤーサンダーの代表作といっても過言ではありません。
動画の再生数は10万再生もありませんが、ABCお笑いグランプリの違法アップロードされた動画は100万再生を超えていました。現在は削除されていますが、一気に知名度を引き上げたネタとなりました。
このネタに隠れてますが、同じくABCお笑いグランプリで披露した『無人島』というネタも設定が抜群に面白く、653点(700点満点)を獲得し、651点の東京ホテイソンと641点の蛙亭を退けています。
ここに載せた動画はファイヤーサンダーの公式チャンネルなので、本人らが自ら削除しない限り残り続けます。
2020/10/17現在のチャンネル登録者数は5,520人と少なく感じますが、チャンネル開設が最近でブームが去ってからだったのが主な原因です。もったいない...
目次
林修先生も注目のコンビ!
「今でしょ!」で有名な林修先生がブログでファイヤーサンダーのネタを褒めていました。
授業準備の休憩中にたまたま見つけたようで「よくこんなネタを思い付くもんですね。ただただ、感心するだけです。」と述べていました。
林修先生は何度も見返して、さらには知り合いにファイヤーサンダーのネタを送りまくって共有したそうです。ブログで読者にも伝えたいほどの衝撃を受けたコンビなのでしょう。
私がおすすめするより何億倍も説得力があります!
ファイヤーサンダーのプロフィール
出典:https://www.watanabepro.co.jp/mypage/4000088/
写真左 | 写真右 | |
名 前 | 藤田崇之(ふじたたかゆき) | 﨑山祐(さきやまゆう) |
役割 | ツッコミ | ボケ |
生年月日 | 1987年12月16日 | 1991年3月11日 |
出 身 地 | 大阪府 | 和歌山県 |
身 長 | 170cm | 179cm |
所属 | ワタナベエンターテインメント | ワタナベエンターテインメント |
https://twitter.com/kotetu_3 | https://twitter.com/sakiyamayu | |
https://www.instagram.com/huaiyasanda | https://www.instagram.com/fireyuu |
簡単なプロフィールをまとめたものが上記になります。
一応、最近話題の第七世代の括りに入るのだと思いますが、個人的には“ファイヤーサンダー”は第七世代の中では頭一つ抜きん出ていると感じます。それどころかコント師として全芸人の中でもトップクラスのレベルです。(あと“かが家”も)
ネタを書いてるのはボケの﨑山祐(さきやまゆう)です。一体どこからネタ作りのヒントを得ているのか非常に気になります。
ツッコミの藤田崇之(ふじたたかゆき)は声とツッコミ時の表情が個人的に好きです。
また、藤田はさらば青春の光の東ブクロの従兄弟のようです。そう言われると顔の系統は似ています。なんとなく﨑山とさらば森田の顔も似ているような気がしますが、二人に血縁関係はありません。
ファイヤーサンダーの強みは?
ここからは、私の感じたファイヤーサンダーの強みや凄さに語っていこうと思います。
設定の秀逸さ
やっぱり設定の面白さが一番の強みだと思います。他の芸人で同じような設定ようなものを観たことがないぐらいに唯一無二のネタが特徴です。
wikipediaで調べたところ、﨑山は高専卒業ようなので地頭が良いのでしょう。じゃないと、こんな天才的なネタを量産することはできないはずです。
ワードセンスの高さ
ボケのクオリティも高いですが、ツッコミのワードセンスが良いので笑いが増幅されます。
新ネタをみるたびに毎回どうツッコむかを注目している自分がいます。
ありきたりなボケではなく緻密という言葉がしっくりくるボケからワードセンスの高いツッコミは控えめに言って最強です。
ツカミのボケで爆笑をとる
クプクドゥブフ(ダイイングメッセージ)のネタを観たら分かりますが、ツカミ(最初)のボケでお客さんの心を完全に掴んでいます。
そのぶんツカミで爆笑をとるためにツカミまでのフリを十分にする特徴もあります。10分以上の長尺ネタなら理解できますが、4〜5分のネタでもツカミまでに1分以上使うことも珍しくありません。
最新ネタの『天才』は明転からツカミまで約1分30秒も要しています。普通なら焦って笑いを取り行きたくなるので、それだけネタに自信がある証拠なのかなと感じます。
外れのネタがない
2020/10/17時点でYouTubeの公式チャンネルに35本の動画あがってますが、全て面白いです。
「1本ぐらい、つまんないのあるだろ!」
と思うかもしれませんが、これが一つもないんです。もちろんお気に入りのネタはありますが、どのネタもリピートしたくなるほどのおすすめです。
最後に
ファイヤーサンダーのようなコンビをコント師と呼ぶのにふさわしいと思います。
昨今はネタ番組が減ったこともあって、ファイヤーサンダーのような面白い若手芸人の世に出るチャンスが少ないです。キングオブコントはありますが、年一回のチャンスしかありません。いずれキングオブコント決勝に進出するとは思いますが...待ちきれないです。
ファイヤーサンダーを知らない方は良かったらYouTubeでネタを観てほしいです。そして、面白かったらチャンネル登録や林修先生にみたいに友達に教えてあげてください。口コミから人気に火がつくこともあります。